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11/10/2008    久々に靴作った。
今日は久々に靴ネタです。
ってか、楽天時代から見てみても、靴ネタって数えるほどしかないけど・・・


日頃、靴のプランニングを生業としているので、当たり前ですが靴を作る事は出来るんですけど、
忙しさにかまけて、なかなか自分で靴を作るってことをしませんねぇ・・・。
友人と遊んでるとよく聞かれるんですけどね。
『それ、自分で作った靴?』って。

日々の仕事でお腹一杯というかなんというか・・・。
入社した時は仕事が終わってから、よく自分のデザインした靴を遅くまで残って作ったもんですが・・・。


案外、母校の学生の作品とかに触発されたりすることがあったりするんですよね。
なんというか、物作りしたくなる病を発症させられるんですよね。
まぁ、学生の作ったものなんで、仕上がりや履き心地などは別として、
物作りに対して熱い思いを持ったヤツは10人いたら、1人ぐらいは居るもんで。
そういう子の作品なんかを見てると、
『あぁ~コレのこの部分、パターン作るの難しかったやろなぁ~』とか、
『この部分縫うのは学生にはちょっと大変やったやろなぁ~』とかももちろんプロなんで、
そういう目線で見てしまうんですけど、
それ以前に若者にしか出来ない、というか、
靴を深く知らないから出来る勢いのあるデザインっていうものがありまして。
そういう作品を見ると、久々に自分がそうだった頃を思い出したりする訳で。

まぁそういう刺激を受ける友人は他にも沢山いて、
kapitalでパタンナーしてるヤツ、
FIORUCCIでデザイナーやってるヤツ、アシックスでバスケットシューズをデザインしてるヤツなど。


まぁそんな刺激物(?)に刺激を受け、今年の夏は重い腰を上げて、
久しぶりに某シューズコンテストに応募してみました。
このコンテストには過去2度ほど出品していて、今回で3度目。
過去2回共、僭越ながら何かしらの賞を頂いてましたが、
(まぁプロなんで当たり前と言えば当たり前?)
今、その作品を振り返るとなんとも恥ずかしい・・・。こんなものをよくもまぁ人の目にさらしたものだと。

過去の事はさておき、
今回のコンテストのテーマは”癒し”。
癒しで連想する靴は、普通は一枚革のソフトな編みモカシンの靴だったりする訳ですが、
ひねくれ者のボクは ”心地いいもの=癒し” と捉えて、
色々とカスタマイズ出来るサンダルをデザインしました。

詳しくはまだそのコンテストのホームページで審査結果などが発表されていないので
モザイク画像ですが↓
デザインコンセプトを
『matching』、”履く人の気持ちとのmatching=癒し”として、デザインをしました。

あまり具体的には書きませんが、ザクっと書くと、
木底にアッパー(靴で言うところの足を覆う部分のこと)を螺子留めする仕組みで、
自分の気分やサイズに合わせて、アッパーを取り替えたり、
サイズを詰めたり大きくしたり出来る物です。





作ろうと思い立ってから、コンテストの締め切りまであまり時間が無かったり、
思いのほか木底を作るのに時間がかかったりして、結局肝心のアッパーをあまり沢山作れず、
イマイチ押しの弱いというか、一番”売り”になる部分のプロモーションを出来なかったような気が・・・

まぁ靴作りは『プロ』ですが、木底を削ったりするのは本業ではないので、
ましてや、今回の木底はちょっと特殊だったので色々と大変でした・・・。
まぁ通常の『靴作り』以外の工程で勉強になる事が多かったです。

木底は↓のように設計していて、アッパーを差し込む為の溝があります。
これ、別に溝を掘らなくても、木底の側面に普通に穴開けて、
アッパーを単純に螺子留めすりゃ、別に苦労は無かったんですけど、
それだと、どうしても螺子の頭と木底の側面が面一にならなくって螺子頭が目立つので、
どうにも、自分的にその見た目は許せなかったもんで・・・

特に木工工具を持ってるわけでもないし、ましてや、高低差のある底に一定の深さで、
なおかつ直線ではなくって曲線の溝を掘るっていうのが難しくって。
本当にキレイに溝加工するには、多分NCフライスとか要るんとちゃうかな・・・。
まぁ、こんな高価な工具はもちろん無いし、それどころか、木工トリマーすら持ってないので、
なかなか加工には苦労しました。
手持ちの工具にお手製の冶具を装着してなんとか加工出来ましたが・・・。

sole customize

溝堀りが終わってからも、螺子のメス側を作る為の初めてのエンザート挿入に苦労したり・・・
まぁ~今回は靴の勉強というより、木工の勉強になりましたね・・・。
まぁ木底の仕上がりは木工のプロからするとまだまだなんでしょうけど、
今ある手持ちの工具でなかなか頑張ったほうだと思います。

なんか、これでとりあえず、木底は思ったとおりにある程度は作れるんちゃうかという
自信もつきました。

そんなこんなで、ま~色々と勉強になった今回のコンテストですが、
審査結果はどうだったのか・・・・・・?


まだホームページでは未発表の審査結果ですが、
入賞者には封書にて入賞連絡済みです。

って、それをなんで知ってるかって・・・?

そりゃ・・・














入賞して封書連絡があったからでしょ~。




今回は時間無い割りに、一番考えて作ったし、
自分的にも今までのコンテスト出品作品の中では一番気に入ってたもんで、
今まで頂いた賞の中でも一番良くって、『優秀賞』でした。
上に『最優秀賞』があるので、まぁ言うなれば2位ですね。
まぁ、嫁曰く、『今回は選ばれへんと思ってたのに選ばれたねぇ』
らしい。バカにしすぎ・・・。
『お前には分からんねん。』と吐き捨ててやりましたが

まぁこれで満足するなかれ。というか、順位が全てではないと思うし。
要は人に認められるかどうかではなくって、
自分が納得できるかどうか、やりきれたかどうかって事が一番大事なんだけど。
ともあれ、コンテストとは人に認められるという意味もあるんだろうけど。
まぁ、そこが重要ではないとは思ってるけど、
それでも認められるとうれしかったりするもんです。


まぁ、これを機に、
本気でデザインして、自分の履く靴を一足マジで作ろうかなと
考えとります。


そんな芸術の秋。




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